これまで、日本での宝石の役割というと、「身につけた人を際立たせる（装飾価値）」、「財産価値として（換金性）」、「コレクションとして（満足感）」が言われてきましたが、最近、日本でもヒーリング効果がよく言われるようになって、宝石を買われる時に、デザインだけでなく、その石のヒーリング効果を考えて購入される方が増えて来ました。

世界各国では、宝石は、有史以来から、ヒーリング効果を持つものととして、重要な役割を果たして来ました。

　ヒーリング効果には、肉体的な疾患に対して有効な肉体的効果と精神面に有効な精神的効果とがあります。

一見すると、非科学的と思われがちな宝石のヒーリング効果ですが、最近は、科学者や医学者の間で注目されるようになり、研究が盛んに行われるようになってきています。

研究では、人間が持つ自然治癒力が、宝石を手に握ったり、身に着けることによって、より高められることが証明されつつあるそうです。医療現場でも、宝石のヒーリング効果を利用した治療を試みる動きが出てきたり、宝石のヒーリング効果を利用した健康用品の開発も盛んに行われています。例えば、今流行のゲルマニウムとか、一昔前から取り上げられているspan class="red">トルマリンなどは、代表的な例です。

　ヒーリング効果を謳う書籍が、最近たくさん出版されていますが、定かではなく、まゆつばな情報も多いと思います。ここでは、数点の宝石について、現在言われているヒーリング効果を、具体的に紹介していきます。

　１.　トルマリン……マイナスイオンを発することで、健康用品などに盛んに利用されています。トルマリンは、色の種類がいちばん多い宝石ですが、その種類によってヒーリング効果も大きく違ってきます。パライバトルマリンは、マイナスの気や波動を防止する働きがあります。ルベライトは、気管支炎や神経痛の症状に悩んでいる人には、高いヒーリング効果が得られます。他の色のトルマリンは、内臓関係、特に胃腸の弱い人、また筋肉や関節の痛みのある人に効果的と言われてます。

　２.　ガーネット……デマントイドガーネットは、肝臓の弱い人に効果的です。グリーンガーネットは、自律神経失調症や鬱病などに効果があり、精神を安定させるパワーがあり、肉体面では、痛風、高血圧、脳梗塞、白内障、緑内障、耳鳴り、難聴、子宮筋腫など非常に幅広い効果があります。スペサルタイトガーネットは、花粉症や鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状に効果があり、また運動機能を高める効果もあります。ロードライトガーネットは、リンパの流れを良くしたり神経痛に効果があります。

　３.　トパーズ……もちろんインペリアルトパーズのことですが、胃腸系統を除く内臓全般に効果があり、女性の更年期障害に効果を発揮します。

　４.　アクアマリン……かぶれや痒みに効果があり、身に付けると沈痛効果、消炎効果があります。また、精神面では、気持ちを落ち着かせる効果があり、イライラを解消してくれます。

　５.　タンザナイト……精神面に安らぎを与え、肉体的には、難聴、耳鳴りに効果を発揮します。

　６.　スピネル……赤いスピネルは、気持ちを掻き立て強さをもたらせてくれる。不安がある人は、赤いスピネルを持つといいです。青いスピネルは、精神的に落ち着きをもたらしてくれます。

　７.　スフィーン……エネルギーを注入し、ここ一番で実力が発揮出来るよう、精神的な強さをもたれせてくれます。

　８.　スファレライト……中耳炎や鼻炎に効果があります。

　９.　ムーンストーン……目の疲れを癒してくれます。精神的にも安らぎを与えてくれます。

　１０.　 トルコ石……胃腸や腎臓に効果があり、糖尿病にもパワーを発揮してくれます。ネットの入ったトルコ石は効果がないそうです。

　では具体的にどのようにヒーリング効果を引き出すかというと、朝や夜に自分がリラックスしている時間を選んで、１０〜１５分静かに目を閉じて、左手で軽く肌に触れるように宝石を握って下さい。左手にはエネルギーの入るポイントがあるので、自然に宝石のエネルギーを受け止めることが出来ます。

　皆さんも、一度やってみてくださいネ！