ハーキマー・ダイヤモンドっていう名前を聞いたことがありますか?
ちょっと宝石を知っている人なら、イミテーションの無色透明石と、最初は思う人が多いのではないでしょうか?
私も、最初、この石を知らない頃は、そう思ってました。
しかし、この石は、ダイヤモンドという紛らわしい商業名を付けられているだけあって、普通の水晶とは違い、ダイヤモンドのように、シャープな結晶面にキラキラ輝く鋭い光を放っています。
本当のところは、水晶で、ニューヨーク州のハーキマーのあたりで、多く産出することから、この名前がつけられました。
ハーキマーダイヤモンドは、1個ずつぽつんぽつんとあるのではなく、ひとつの層が見つかると、その層に、びっしりと詰まった状態で発見されます。
このようなことから、ハーキマーダイヤモンドは、その層が見つかった年とそうでない年とでは、極端に、市場に出回る量が違ってきます。
当たり年に手に入れると、比較的お安く手に入るのですが…
母岩付きのハーキマーダイヤモンドが、ちょくちょく売られてますが、これを全て「ナチュラル」と言って、売られています。
正しくは、ナチュラルな状態に復元したものなのです。
これは、ハーキマーダイヤモンドの母岩がドロマイトという岩石で、この岩石のでこぼこした穴の開いているところに、ほんのわずかな1点だけでくっついています。
母岩のドロマイトは、硬い岩石なので、ハーキマーダイヤモンドを採掘するのに、大型のハンマーや電気ドリルを使うそうです。
このような採掘方法ですので、ほんのわずか1点で、母岩とつながっているハーキマーダイヤモンドは、すぐにポロリととれてしまうのです。
このようなことから母岩付きのハーキマーダイヤモンドは、ナチュラルな状態に復元したものなのです。
しかし、元あったところに、忠実に巧妙な技術で接着してあるので、自然の造形美を、楽しんでいただければと思います。