今回は、レッドスピネルについて、お話したいと思います。
レッドスピネルは、美しい赤色に輝くことから、1700年代まで『ルビー』と区別されていなかった宝石で、英国王室の『インペリアルクラウン』で真っ赤に輝く『黒太子のルビー』が、長い間、ルビーと思われていたことからも、この事実がわかると思います。
ブルー、ピンク、パープルなど様々な彩りを見つけることができるスピネルの中でも、最も高く評価されるカラーがレッドです。
レッドスピネルの魅力は、ストロベリーレッド、または、スウィートレッドと呼ばれる透明感のあるピュアーなレッドです。
また、レッドスピネルは、単屈折の宝石で多色性のないこと、硬度も8と硬く、赤色の起源がクロムによるもので、強い蛍光性を持っていることも、美しい赤の原因でもあります。
また、レッドスピネルは、産出した時点で、ルビーのように熱処理などの人工処理を施さなくても、ナチュラルの状態で、色も鮮やかで透明性に優れ、処理石に悩まされることはありません。
このような素晴らしい宝石に、今、注目が集まっています。宝石やさんに、リングやペンダントのなっているものは、非常に少なく、まだまだ一般的ではありませんが、これから、お奨めの宝石の一つと思います。
注意したいのは、合成のレッドスピネルが出回っていることです。
専門的に鑑別が出来るところでは、分光器を兼ね備えていて、合成レッドスピネルの特徴であるオルガンパイプ模様で看破することが出来ますが、肉眼で見ただけでは看破することが出来ません。
お買い求めの際には、天然のレッドスピネルかどうかを、しっかり確認する必要がありますね!